『経験』と『学び』

教育

今日は皆さんに知って欲しいことを書きます。

僕の目の前にはたくさんの子どもたちが色々な目的で『学び』を生み出そうとやってきます。もちろん、この『学び』という言葉はとても幅が広くて、教科学習だけのことを指しているわけではありません。自分の今や将来に向かって変えよう、変わろうとする営み全てが『学び』だと思っています。

さて、僕の目の前には自分の学びの場を学校以外にも持っている子がいます。僕らの運営する施設『家庭学習応援施設My Place』をフリースクールとして利用する子どもたちです。もちろん、授業は展開していません。時間や量、やり方をそれぞれに合わせて教科学習を進めることもあれば、ボードゲームや体験活動を通して人と繋がる力を身に付けていることもあります。

学校に行けない。という状況は突然やってきます。無理すれば行けるかもしれません。気にしなければ慣れるかもしれません。でも、『行けない』という気持ちがどうやったって『行きたい』を越えて来ない誰かにとっては学校に『行く』ことも苦しいことなのかもしれません。

そのような日常を送る子どもたちにとって「学校に行かないこと」は不幸なことなのでしょうか?僕はそうは思いません。居場所があること。人との繋がりがあること。学ぶための機会が確保されていること。叱ってくれる誰かがいること。僕らの目の前にいる子どもたちにはそれらがきちんと確保されています。少しずつでも成長しているあの子たちのことを悪く言う誰かがいるなら僕はちゃんと守ることが出来る環境を作ってやりたいなと思っています。

「その子の周りに『教育』があるか?」大事な視点はそこにあるのでは無いか?と日々感じています。

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