僕は音楽を聴きながら自分の人生を整理することが多い。
音楽なので色々な楽しみ方があって良いなと思っているが、今日はReggaeをあまり聴くことが無い人にも是非オススメしたい曲を紹介したいと思う。知ることで自分の人生について考えるきっかけにでもなればいいなと思う。
社会という『SYSTEM』
この曲は北海道出身のアーティストRAM HEADの曲である。
僕はReggaeのテーマで多くある『権力への問題提起』=Rebelな曲が大好きだ。もともと黒人奴隷たちが自分たちの劣悪な環境からの解放や自由を求めて歌ったこのテーマは、僕たちであってもふと共感する部分も多くあるのではないだろうか。
自分の無力さを知って嘆いていたってしょうがない
SYSTEM//RAM HEAD
まずは目の前にあるものを
僕自身、『学校』というシステムの歯車になっていた時に見えていたこと、感じていたことは今の半分くらいかもしれない。ただ、逆にシステムに助けられていたことも多くある。『学校に居たから』『教師だから』耳を傾けてくれていた人の多さに僕は調子に乗っていたのかもしれない。改めて立ち止まる。僕にとっては大切な1曲だ。
自分の生き方を見つめる
「あなたの将来の夢は何ですか?」と聞かれたことは誰もが一度は聞かれたことがあることではないだろうか。僕も小学生の時には「壁にスプレーで落書きしたい。」だとか、「海の近くに住みたい。」だとか色々言っていた。ただ、色々な現実からその『夢』は散っていった。
HISATOMIは大阪のアーティストだ。世代も僕とほとんど同じくらいだ。彼の歌詞には多くの共感が生まれる。
口癖は明日からの 自分に飽きたから
今を生きてこそ/HISATOMI
僕はついつい上手く行かないことがあると自分を自分で必死で肯定し、『言い訳』をしてしまう。もちろんそうしないと押しつぶされそうになるくらいの時はある。でも、歳を重ねる毎にチャレンジしないことへの『理由』を上手に作り出して生きてしまう。
自分の好きにとことん向き合う。それを実践するためには『今』に照準を合わせてしっかりと前を向いて生きていきたい。
今日が一番若い日です
SHINGO★西成は、大阪の西成区出身のアーティストだ。彼はReggaeではなくHipHopのアーティストである。彼のスゴイ部分は音楽だけでなく、『普段の活動』にあるのではないかと思っている。彼は自分の地元をより良く元気にするために『音楽』で支えていっている。彼の歌には自分の経験と生活から生み出されるパワーが感じられる。『自分たちの街は自分たちで作る』という彼の歌詞にもあるように、彼は実践者としても大きな存在だ。
イライラすんな キラキラしょうな
ここから…いまから/SHINGO★西成
今コロナ禍で多くの人が苦しんでいる。今まで当たり前と思っていたことが当たり前では無くなった。ただ、そういう状況になると決まって起こるのが「おい!国はどうなっているんだ。」という不満である。僕らは『システム』の中にいるとどうしようもない出来事に遭遇すると『誰かに救って欲しい』と不満をこぼす。ただ、僕も含め僕らは今目の前にある出来事に対して本当に全ての力を注いで『行動』出来ているのであろうか。自分の生活を良くしたいなら動く必要があるのは自分でしかないなと背筋の伸びる一曲である。
コメント