今日は、近隣の小中学校が大雨警報になりました。それを受けて前々から企画していたオンライン自習室を開設しました。
Zoomは有料会員では無いのでこれを機に有料に…と思っていたのですが、LINE電話にもミーティングルームの機能が無料で付いているのでそれで代用しましたが、一人学びはこれで十分だなと言うのが感想です。別に数人の子どもたちが集まる程度なら無料で十分結果が出せます。
朝から、30分やっては少し休憩で雑談。とまぁこんな感じで進めております。
質問はトークルームに写真を送ってもらってそれを共有しながら説明で対処しています。
これはかなり良いのでMy Placeの利用者特典として今後続けていこうと思います。
僕も数年前までは…
僕は教師時代、授業を丁寧に教えたり、プリントを工夫したり色いろ試しましたが、一生懸命やっているように見えてなかなか伝わらない子、ニコニコ楽しんで聞いているように見えて自分では力を発揮できない子がたくさんいました。
どうすれば勉強が苦手な子に力を付けられるだろう?と悩んで悩んで結局、気が付いたことがあります。
多くの勉強が苦手な子には、『まずは一緒に横に居てやる』だけが力が付く最短距離なのだと気が付いたのです。
勉強が苦手な子はどんどん『勉強するという行為』から離れていき、今度は勉強をやっている間も気持ちもどんどん離れていきます。子どもたちは『刺激の強い生活』に慣れているため、自分では勉強を始める『きっかけ』が作りづらいのかもしれません。
だからこそ、まずは『居てやること』から始める学びの場であるMy Placeを作ったのです。
こういう自由な設計は『学校』という大きな組織では実現までにめちゃくちゃ時間が掛かりますし、何よりみんなに出来ないことは実現しなかったりします。
僕はこれからは小さなコミュニティに安心できる関係をきちんと作ることが出来たヤツが勝つ時代にどんどん流れていくと考えています。
そりゃ、お金を出したら出した分だけ懇切丁寧にマンツーマンで指導してくれて全部丸投げしておけば成績をぐんぐん伸ばしてくれるみたいなサービスがあったとしたら良いのですが、誰もが利用できるわけではありません。
そして何よりオンライン自習室を開いたって入ってくれなきゃ『無駄』な努力と言えます。それでも朝から2時間、昼からもといつもよりは、1人よりは集中して『学びに集まってくれる子どもたち』がいます。これを意欲的に学ぶ、自分から学ぶと言わずして何と呼ぶのでしょうか。
どれだけ『環境』があったって、『無料』だったって、「自分に合っていない」「集中出来ない」とやらない理由を作ろうと思えばいくらでも作り出せます。僕たちMy Placeは声を掛け、そこに集まってくれる子どもたちを全力で応援し、『学ぶ文化』を地道に作り上げていきたいと思います。
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