僕は、やるべきことを本当によく忘れる。
本気でやろうと決めていても、何ヶ月もすっぽり抜け落ちる。
変えたいと思い続け、反省もしているのに、また同じ失敗を繰り返す。
税金の期日、提出期限――「次こそは」と思っても、うまくいかない。
だからこそ、痛いほど分かる。
人は気持ちだけでは変われないということが。
何かを成し遂げた人に「意志の強さ」を求め、うまくいかない人を「意志が弱い」と切り捨てる。
でも、気持ちだけでどうにかなるレベルのことは、そもそも大きな課題にならない。
本当に大切なのは、心の状態に左右されない仕組みだと僕は思っている。
1.片付けが続いた、我が家の仕組み
ここ数ヶ月、我が家のリビングはだいたい整っている。
これは奇跡でも努力でもない。完全に「仕組み」の力だ。
まず大人が決めたのはこの3つ。
・物の置き場所を明確にする
・子どもでも扱いやすい余白をもたせる
・迷う物は「迷子ボックス」に入れ、後日一緒に決める
そのうえで、「毎日リビングが片付いていたら100円」というルールを設定した。
使い道は、休日に食べたいものを食べに行くため。
ご褒美だ、金で釣っているという意見もあるだろう。
でも、我が家が穏やかに回る仕組みとして、これは一番しっくりきた。
結果、毎晩お風呂前に片付けタイムが生まれ、リビングは整っている。
2.三日坊主の僕が、筋トレを続けられた理由
飽き性の僕が、去年の4月から毎日筋トレをしている。
これも意志じゃない。仕組みだ。
決めているのはこれだけ。
・YouTubeで1本だけ
・頑張りすぎない
・回数や秒数は守らなくていい
・必ず同じタイミングでやる
たった数分でも、1年以上続けばちゃんと成果は出る。
3.子どもたちを見て思うこと
保護者からよく聞く。
「何度言っても変わらない」「話を聞いていない」。
でも、何度も言うことで変わるなら、もう変わっている。
変わらないのは、聞き流しても何とかなる仕組みがあるからだ。
学習計画でもよく聞く言葉がある。
「頑張ればできます!」
この言葉が出る子ほど、結果が出ないことが多い。
「頑張る」は気持ち頼みだ。
環境も仕組みも整っていないところに、失敗の影が忍び寄る。
子どもを支援するとき、つい「気持ち」に働きかけたくなる。
でも、子どもも人間で、まだ未熟だ。
忘れるし、揺れるし、いつも素直とは限らない。
そして僕たちは、ずっと隣にいられるわけじゃない。
励ませない瞬間、導けない場面は必ず来る。
だからこそ、その子に合った頑張らなくても続けられる仕組み
それこそが、これからを支える道しるべになる。


コメント