たまにはゆっくり自分の気持ちを文章にする時間を取っています。教育のことをテーマに書きたいことはたくさんありますが、本当にあっという間に時間が過ぎてしまい気が付けば１日が終わる日々を過ごしています。
まだまだ成功者とは言えない僕ですが、最近「やっぱりMy Place作って良かったな。」と感じることができる日々を過ごしています。
ちょうど１年ほど前、僕は１冊の本を書きました。
『学校を【変える】一般市民』これが僕の書いた本のタイトルです。実は在庫がまだあるので良ければどうぞ。
この本には僕の教師だった頃の想い出や僕がなぜMy Placeという場所を社会に作り出したか等、その時に感じたことを書き並べてあっという間に書き切った本です。そして何よりも嬉しいのはこの本の表紙は僕が大好きなレゲエ界隈のアートワークを長年手掛けてきたMURASAKIさんという方に描いてもらうことが出来たことです。
僕の生み出したMy Placeの理想の絵をMURASAKIさんが描いてくれたことで、僕にも目指すものが出来たような気持ちで必死で施設運営を続けること１年。今はこの表紙と似たような姿が毎日のように見られます。
ただ、この頃と明確に変わったこともあります。
１つは、一緒に働く仲間が増えたことです。My Placeに集まる子どもたちは１年前よりもずいぶん増えました。でも、それ以上に大きな変化は僕と一緒に働いてくれる仲間が増えたことです。しかも、ただお金を稼ぐ場として毎日来るでは無く僕と同じスタンスで子どもたちを見て、僕と同じように日々悩み、僕と同じように子どもに自分たちの背中を見せて、日々楽しんで働いてくれているのです。
僕は人に指示をするのが本当に下手です。人に何かを頼んで嫌な顔をされたり、文句を言われたり、気を遣うくらいなら自分でやった方が手っ取り早いと思ってしまうタイプです。でも、そんな僕が「こうしてください！」と安心してお願いが出来る人がMy Placeのスタッフの皆さんです。
そしてもう１つが保育所等訪問や授業支援などのお仕事がきっかけで学校にまた繋がりができたということです。学校の外から学校の先生と協力することで少しずつ目の前の子どもたちの姿が変わっていくことを日々肌で感じています。正直、この２ヶ月僕はめちゃくちゃストレスがありました。保育所等訪問支援で学校の先生たちと話をする時にめちゃくちゃ怪訝な顔で話を聞かれ、まるで敵が乗り込んできたかの顔をする方もいらっしゃいました。何年か前の僕ならカッとなってケンカになることも想像できますが、そうはなりませんでした。今までの学校の文化を少し変えることで子どもや先生の未来が変わると自信を持って言える状態が出来てきたからかもしれません。ただ、それよりもやっぱり僕について来てくれるスタッフの存在は大きかったかもしれません。僕らで未来を変えましょう！今あるもので難しいなら新しい文化を作りましょう！という何の後ろ盾も無い僕の発言やアイディアに全力でサポートしてくれるスタッフの存在はやはり大きいなと思います。
My Placeを始めた時、僕が真に信じて支えてもらえる存在は家族だけでした。でも、My Placeにはたくさんの小学校での教え子たちが通ったり、遊びに来たりしてくれるようになりました。NPO法人を立ち上げると言えば小学校時代の友だちが応援し支えてくれました。そして、今はMy Placeという場が出来たからこそ毎週、毎日出会える仲間も出来ました。
「そんなことじゃ社会に通用せえへんで。」中学校くらいから何度も叱咤されながら耳にして、何となく従うように生きてきた僕ですが、「楽しいを真ん中に置いた人生もあっていいんじゃないの？」という気持ちで「教育」の仕事で１０年以上飯を食わせてもらっています。そして、少しずつ目の前の世界が変わってきていることを感じています。そうした夢がどんどん実現する感覚を感じるといつもこの歌が聴きたくなるので今日はこの歌を紹介する文章を書きました。
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