植松努さんの講演を終えて

教育

たった今タイトルの通り植松努さんの講演「思うは招く」を聞いてきて自宅に戻りすぐに職場にやってきました。
自分に熱を与えてくれた人に対してはその熱を真っすぐ伝えるのが礼儀だなと思いますし、何より講演の中で植松さんは「ちがうはすてき」と語っておられました。たくさんの来場者はいても自分の職場のブログにその感想を書き込んでいる人は少ないのでは無いかなと思い、万が一にも目に留まってくれればいいなと思ってここに書いておこうと思います。というよりXでDMが送れないのでもうここに今日の感想を植松さんに向けて書いてしまおうと思います。

ある意味今日の記事は決意表明になるのかもしれません。

今日の講演を知ったのは、つい昨日のことでした。植松さんのXのつぶやきでどうも伊丹に来たらしいとのつぶやきを見つけ調べてみると今日の講演に行き着きました。そしてどうも当日券もありそうだということで仕事終わりに一人で参加しました。

僕が最初に植松さんのことを知ったのはある人からTEDの動画を紹介されたことがきっかけでした。

「思うは招く」本当に素敵な言葉だなと思いました。動画の中で語られる様々な言葉は教育者として生きる自分の今を見つめ直すとても良い機会になっていました。

遅くなりましたが、少しだけ自己紹介をさせてください。僕は兵庫県西宮市で教育施設をやっております。以前はその施設の校区の小学校で小学校の教員をしていました。学校という場所はとっても素敵な場所なのですが、僕が教育者としてやりたいことを実現させようと思った時に不便なので今の施設を立てて自分なりの教育の場を育てていつか学校と繋がろうと決めました。

僕がしたいことはシンプルに言うと「僕らの知らないところで今目の前にいる子どもたちやその家族が幸せを感じながら生きていくお手伝いがしたい!」ということです。

学校の先生をやっていると様々な社会の課題と面と向かって向き合うことになります。目の前の子どもたちのために何とかしてやる!!とすごくエネルギーが溢れてくるのですが、ある時厳しい現実が叩きつけられました。子どもたちが成長し、自分じゃない教育者や教育環境に押しつぶされて外の世界と繋がれない子どもたちの存在です。もちろん、理由は様々です。でも、僕はきっと見落としていたのかもしれません。いつか僕が今接している子どもたちの目の前から僕がいなくなるという事実を。

その時から僕の教育者としてのスタンスは少しずつ変わってきました。もちろん、教育者として子どもを預かる以上目の前の子どもたちと真剣に向き合います。でも、その根っこには必ず「この言葉は未来永劫この子の支えになるか?気づきを生むか?」という問いを持つようになってきました。

僕は特別支援教育だとか、自由な教育に対してすごく勉強しました。社会に繋がる様々な本も読みました。そして今、僕の目の前には小学生から高校生までの様々な子どもたちが集まってくれています。

自分が教育者として何を伝えるか?自分はどんな背中を子どもたちに見せるべきか?
いつも問い掛けながら仕事をしています。
今日の講演でもたくさん自分の軸足を見つめ直したり、背中を押してもらったような気持ちになったりしました。

そして、約2時間の会を終えて思ったことはただ1つです。

「やっぱり僕はこの人と仕事がしたい!この人の言葉や生き方を今目の前にいる子どもたちの目の前で届けたい!」ということです。ただ、僕たちには決して潤沢な資金があるワケではありません。たくさんの子どもたちが在籍するような大きな教育機関ではなく全員合わせても30人程度の小さな小さな教育施設です。でも、今日僕が得た熱い想いを僕の身近なたくさんの人たちにも是非届けたいと思いこの文章を書きました。

植松努さん、僕たち家庭学習応援施設My Placeにチャンスをいただけませんでしょうか?
僕は教育者としてたくさんのことを教えられるような力量は決して持ち合わせていません。でも、子どもたちに飛び切りの出会いを生み出すような行動力は誰よりもあると思っています。この文章が何か素敵な出会いになれば嬉しく思います。本日は貴重な講演ありがとうございました。

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