子どもが成長する『環境』の作り方

子育て

 子育てをしているとやはり「環境って本当に大切だなぁ。」と感じることがある。
 学校で努めていた時も、今の仕事をしている時もいつも『環境』の維持には気を配るようにしている。

 さて、今日は子どもが成長する『環境』の作り方というテーマで書いていこうと思う。

鉄棒が一番上手くなる子はどんな子か?

 僕は小学校で働いている時体育科教育を結構たくさん勉強していた。夜遅くまで先輩に連れられて教材研究していることはしょっちゅうで、体の使い方やスモールステップの組み方など今の仕事にも直結するスキルが身に付いたと思っている。
 そんな時ある先輩に鉄棒の授業づくりについて質問しに行った時のことだ。

 先輩:「池田くん、鉄棒が一番上手くなる子はどんな子かわかるか?」

 僕 :「一番たくさん練習する子ですか?」

 先輩:「まぁ、結果的にはそうなるんやけどな。ちょっと違うわ。」

 僕 :「????どういうことですか?」

 先輩:「鉄棒の授業が始まったらな休み時間の最初から外見とくねん。たいていは一番上手くなる子は鉄棒に猛ダッシュで来よる。鉄棒の授業でちょっとだけ『楽しめるようにしたら』あとは子どもが勝手に放課後も休み時間もとにかく勝手に遊んで練習してるわ。笑」

 つまり、先輩は「その子の中で流行らせる」環境を作ることが大切だと教えてくれたのだ。

 実は、僕はこの話を聞いたことが今に繋がる大きな『きっかけ』になったのだ。その後の自分の授業への考え方も大きく路線変更していったように感じている。
 もちろん、子どもに授業をする以上めちゃくちゃ『教材研究』をした。だが、それをどうにか教え込む、学ばせるような関わり方はしないように心掛けるようになった。

一番大変なのは『意欲』の再生

 僕はその後、体育の授業以外でもいつも子どもへの学びを考える際には『遊び化』出来るか?について考えるようになった。きちんと『遊び化』に成功した単元はほとんどの子が確実に力を付けることが出来ていた。逆に時間に追われて一方的な単元になった時には必ず身に付かない子がチラホラ生まれていることに気が付いた。

 そして、さらにあることに気が付いた。『遊び化』の効果云々を越える力の伸び悩む子の存在だ。

 『やる気が出ない』問題である。理由はそれこそ子どもによって様々なのだが、『意欲が無い』子の再生は一筋縄ではいかない。もちろん、ネガティブな意味で否定的に言っているワケでは無い。『やる気が無い状態』の子はそれこそ教育の真っ先に『救うべき対象』だとも思っている。

 だけれど、学ぶことに『意欲』が出ない子はそう簡単に救うことはできない。一つひとつ丁寧に紐解き、教え、繰り返し、確認し、励まし、結果では無く行動を褒め、とにかく楽しんでいられる状態を続けること。これをとにかく何度も繰り返すことこれしか方法はなかなか無い。

 時々「勉強のモチベーションを上げたい。上げて欲しい。」と頼まれることがあるが、僕はそれこそそんなに簡単なことではないといつも思っている。『モチベーション』『やる気』『意欲』この辺りのことを考える時にはその子の人間関係や家庭生活など洗いざらい確認し、気になる部分はその都度修正しながら関わるくらいのことをしないといけないような繊細な問題だと僕は思っている。

My Placeでは…

 ということで現在。

 僕たちにできることは何だろう?

 とにかく『環境』を用意しておくということに徹している。これはもう何年も何度も経験したことだ。『意欲』をへし折られた子はどれだけ厳しくしようとも、どれだけ強制しようとも嫌々でもしない。やらずに済むチャンスをとにかく探している。だからこそ、僕たちはは小学生の時から『自分で選び、自分で進める』ということにこだわって進めている。

逆さまにしても読める『アンビグラム』
実際に小学生が書いた花火
YouTubeやインスタで流行りのお菓子作り
面白そう!やってみたい!から「自分で進む」
遊びが流行ると「工夫する」子が増えて来る

 小学生だからそれで良いと言う人もいるが、小学生やそれより小さい時にとにかく自由に遊んでいる子は中学生になっても「自分で勉強する子」が多い。恐らくヒントになるのは中学生までにいかに「自己決定する場面」を経験しているかどうかだと感じる。

 僕たち大人にできることはわずかだ。僕たちはこれからも良い『教育環境』にこだわって施設を育てていきたい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました