ご卒業おめでとうございます

学校

僕は今学校ではない場所で「教育」の仕事をしています。学校で働いていた時は二度卒業生を送り出す担任の仕事を務めた経験があります。でも、今はそういう仕事はしていないのであまり節目はありません。逆にある日突然お別れの日がやってきてもうそこから会うことが無いという子も何人もいます。

さて、そういう環境の中でも僕の目の前には何人かの中学3年生がいます。それぞれに課題は違えど、今日の日にどのような意味を持たせるかは本人次第だと思います。学校に行っている子たちはきっと担任の先生がそれぞれに門出の言葉をくれていると思うので僕は今、自分の目の前にいるたった2人のフリースクールにいる中学3年生に今思っていることを書いて届けようと思います。

まずは、卒業おめでとう。今日で一応義務教育が終わりましたね。ただきっと僕らは来週も会うし、これからもきっと何度も何度も会います。だからこそ、僕は今僕なりのメッセージを伝えたいと思ってブログにしてみようと思います。

君たちは公立の中学校に行かないという道を選びました。それは君たちにとって良い選択だったか、悪い選択だったか何て誰にも分りません。でも確実に言えるのは今日僕が会った君たちは笑っていました。だからきっと良い選択をしたんじゃないかなと思っています。世の中には答えをすぐに出したがる人がいます。それも大勢。でも、答えなんて無くて良いと思います。考えるだけ無駄だとも思います。だって、君たちが学校に行かない選択をしたおかげで僕は君たちに色々なメッセージを伝えることができました。良い姿も悪い姿も見せただろうし、君たちが成長するための材料は十分渡せたんじゃないかなと思っています。

毎週君たちに会っている僕から言えること。君たちはちゃんと成長しました。一人でガチャッとやって来て二階で漫画を読んでいるかと思った勝手に帰ってしまう男の子は今は年下の小学生を公園に連れ出し、卒業式に行ってきたことを笑顔で報告してくれる強さを得ましたし、お母さんの横でほとんど首を振るだけでマスクで顔を隠し続けた女の子も今ではしっかり返事をして大笑いをしておやつを美味しそうに食べる顔を見せてくれています。これは僕から言わせれば「成長」です。君たち子どもにとっては行事や非日常的なことが「想い出」なのかもしれないけれど僕ら教育の仕事をやっている人間にとってはこうした「成長」を振り返る瞬間こそ大切な「想い出」なんです。

よく「青春」とかいう言葉を使う人がいます。あの時は良かったとか、あの時に戻りたいとかいう人がいます。でも僕は今も昔もきっとこれからも「その時」がピークになるように楽しみを作り出そうとする人間でありたいといつも思っています。もちろん、君たちと過ごしたたくさんの想い出はありますし、思い出せる大笑いできるエピソードだってたくさんあります。でも、今日が楽しければ明日はその一歩先に行く!そういう気持ちで過ごすように大人として生きています。その結果、色々なことを経験しつつも今僕は最高の仲間に支えられて、愉快な子どもたちを預かって、何だかよくわからないことを仕事にしながら生きています。

僕は君たちが想うよりも結構ネガティブで人見知りです。相手のことが十分わかるまでは腹の中にため込んだ想いは一切出さないような人間です。自分のこともそんなに好きじゃないから誰かに認めてもらえるように常に喜んでもらえるような何かを頑張ってしないと!という焦りを持って生きてきました。でも、ある大切な人に「ただいるだけで良いから。」と言ってもらってから肩の力が抜けて「自分は自分で生きていってそれを認めてくれる人の支えになっていこう!」と改めて思うことができました。これは大人になってからの出来事です。

今日は節目ではあるけれど人生これからどんどん楽しくなってくるはずです。きっとこれからも僕は君たちが適当なことしてたら黙ってはいないと思います。

結局僕が言いたいことは何か。

「ダサいことせずに明るく楽しく遊びながら生きていこうぜ」って話です。卒業おめでとうございます。

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