Reggae×教育【Thunder編】Final

Reggae×教育

『これから大人になる子どもたち』へ

 僕たちは、『2分の1成人式』という行事をなくした

 子どもたちが自分の過去や思い出を振り返ることに価値が無いとは思わない。ただ、人生100年時代と言われるこの時代をこれから明るく生きていくためのエネルギーを蓄えるためには、たった10年の自分の記憶や過去では少し物足りないと感じるところがある。

 僕たち大人も含めて、口ではいくらでも立派なことは語ることが出来る。でも、『自分にしかない特別な体験』を生み出すためには口だけではどうも間に合わないように感じる。

 『インターネット』の世界が広がったことによって僕らの可能性はかなり大きく広がった。今までそんなことは大金を積まないと実現しないと言われていたようなことが『工夫』次第で個人で出来るようになってきている。

 ただ、忘れてはいけないことは、僕らの社会にどんどん増える『便利なもの』『たくさんの情報』全てが、僕らの『道具』に過ぎない。

 つまり、『使い手』である『自分』が潰れてしまったら何も意味が無いということだ。そして、『使う場面』は『自分』で見極めないといけないということだ。

 「みんながしているから何となく…」なんてよくない!と言う人はいるけれど、結局それで何となくでも生きていけたら、人はリスクなんて選ばない。でも、その「みんながしている…」に我慢できなくなった時に、僕たち人間は判断を迫られる。

 「社会の当たり前に我慢して過ごす」「立ち止まって自分を変える一歩を踏み出す」かだ。

 でも、小学生や中学生の『学校や生活』で何となく流れているものの中には、『挑戦しているモデル』が本当に少ない気がする。リスクに備えることとマイナス面が考えられる時には挑戦しないことは決してイコールではないと僕は感じている。

 僕らが子どもたちと共に創った授業はたったの数回程度のことだ。それこそ、これを世に問えば、批判だってたくさんあるに違いない。

 でも、わずか数人であってもあの授業を思い出し、『挑戦するためのきっかけ』を生み出してくれると僕は信じている。

 僕にはまだまだ『夢』がある。
 今はまだ道の途中、いやそもそも入口に立っているだけかもしれない。でも、いつか必ず『点数レース』が中心の今の教育文化に漂う無言の圧力を志のある人と手を取り、変えていきたいと思っている。手を取る相手は、子どもかもしれないし、親かもしれない、もしかすると学校の先生かもしれない。僕は何も『学校』を敵として今の立場に移った訳では無い。なかなか変えられなかった『当たり前の息苦しさ』を終わらせ、みんなが笑って楽しくてしょうがない『教育文化』をまずは、ここ兵庫県西宮市から作っていきたい。

夢 -THUNDER【MV】

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