ついこの間夏休みに入ったかと思えばもうすぐ2学期がやってきます。
夏休みが明けると全国的に増えるのが、「不登校」です。
「まさか我が子が!?」「まさかあの子が!?」という子がふとしたきっかけから不登校になることはよくある話です。ですが、多くの大人に知ってもらいたいことがあります。現代の学校に黙って不満も持たずに行くことの難易度は昔より上がっています。何でもかんでも子どもの言う通りという選択肢しか選べないというような状態になる前に皆さんに伝えたいことがあります。不登校よりも何倍も怖いのは「不教育」の状態です。
このページでも書いていますが、不登校自体は問題行動ではありません。ですが、学校に行けないことや行きたくない気持ちに包まれて子どもやその家族がしんどい想いをすることはできれば避けたい事態です。
今日はこれを読んでくれた方に、フリースクール、学習支援、放課後等デイサービスを運営する立場から是非夏休みの間にやっておいて欲しいことを書いていこうと思います。
①生活習慣を整えよう!
何と言っても大人も子どもも意識して欲しいことがあります。朝起きて、日を浴びて、しっかり食べて、ぐっすり眠るというリズムが整っているかどうかをチェックするということです。
何か用事があるから朝起きるという子がよくいますが、僕は個人的にかなり危険な傾向だと思っています。もちろん、体調の理由等があって朝起きて来られないという子はまずは無理せず体調を整えることからになりますが、そうでないのに休みの日は昼まで寝ているという子習慣がある子は戻しておく必要があります。
②家族の中で役割を作ろう!
教育の仕事に就いて10年ほどが経ちますが、教育や子育ての問題で難しさを抱える子のほとんどは学校や部活等およそ決まった活動に取り組む以外家庭での役割がありません。
別に難しいことで無くても構いません。最初は大人と一緒に教えてもらいながらになるかもしれません。でも、普段の生活をする中で子どもにも役割があるということはとても大切なことです。もちろん、まずは自分の食器や洗濯物を片付ける等でも構いません。誰かの役に立つという経験はとても大切です。
③「今日はこれがしたい!」と思える活動に取り組もう!
単調な毎日を繰り返すと悩んだり、退屈したりすることが多くあります。毎日嫌々少しずつ勉強をして、残りの時間はとにかくデジタルの世界へ逃避行という生活では段々と無気力になってしまいます。何も勉強やためになることで無くても構いません。今日はお散歩へ。今日は買い物へ。など可能な限り、予定を自分から作ると良いでしょう。
(こんな本を最近読みました……)
行きたいと思える「教育の場」を持とう!
僕たちは今学校では無い「教育の場」を運営しています。
ただ、学校で働いていた時のことを知る教え子が言ってくれたことがあります。「別に学校でもこんな感じだったよな。」と。
僕たちの運営している家庭学習応援施設My Placeは、学校ではありません。でも、間違いなく「教育」のための施設です。もし良ければ僕がなぜこんな場所を作りたかったのかをまとめた本も読んでもらえるとよりわかってもらえるかと思います。全ての子どもに「正しい教育」を届けるためにこれからも活動していきます。
もし、何かお困りごとがあれば是非ご相談いただけると幸いです。
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