昨日、2023年度の家庭学習応援施設My Placeの営業が終わりました。とは言えまた月曜日からは新年度として春休みの営業が普通にスタートするわけですが、やっぱり区切りの時には自分たちの軸足をきちんと見直す意味でも文章に書いて整理しなくてはいけないなと思っています。
ちなみに去年はこんな記事を書いていました。
今年度を振り返って
今年度を振り返ってやっぱり施設の代表として反省はあります。自分たちの想いや考えを一生懸命伝えようとしてもなかなかそこが子どもたちの助けに繋がらないこともありました。もちろん、教育も福祉も僕たちだけが全てではありません。だからこそ、上手く繋がり切れなかった子どもたちにはどこかで居場所を持って元気に頑張ってくれているといいなと思っています。反省は、決して後悔ではありません。これからもより多くの人の助けになれるような場所を作るための修正は続けていこうと思っています。
とは言え、今年もたくさんの「出会い」がありました。久しぶりの再会もありましたし、新しい出会いもありました。家庭学習応援施設My Placeは本当に人と人との掛け算が生み出す良さを持っている場所だなと感じます。子どもが集まり、少しずつ成長することでどんどん掛け算が大きくなる姿を見ていて、とてもワクワクするような気持ちになれる一年でした。長期休みにはたくさんの体験活動を展開することができましたし、日常の姿でもどんどん子どもたちは成長していきます。「あの子来たばっかりの時には宿題しないために色々理由付けてぐったりしてたのに、今ではわからないことは自分で質問して確実に出来ることを増やしているなぁ。」とか「あの子一年前は突然遊びの途中に抜けてどこかに消えていたのに今ではみんなと楽しくじっくり遊んでるなぁ。」とか。やっぱり子どもはきちんと成長するよなぁ。と眺めていて嬉しくなります。
別れ下手な僕
ただ、今年度を最後に一旦お別れをする子やスタッフもいました。本当は別れって悲しく寂しいものなのだと思います。もっともっと別れを惜しんでじっくりお別れすればいいのにと思われるかもしれませんが、僕は別れに対していつも結構サラッとしています。もしかすると直接会うのは最後かもしれません。別れってそういうものです。でも、大切に想う別れってヤツはいつか会いたいと思えば会えるワケだし、大丈夫!それぞれの道で幸せを作って頑張れるよ。そういう風に思うようにしています。実際に僕が小学校で担任していた子どもたちの中にはよく会う子もいますし、一緒に働いている子だっています。そういうまた会いたい、また来たいと思える人や場所であり続けることの方が僕はよほど大切だと思っています。
実際にこの春休み何人もの「お久しぶり」の子どもたちがMy Placeを訪れ、昨日も会っていたかのようなやり取りをして帰っていきました。
自分たちで教育施設を作るということは「明日会えなくなっても後悔しないような仕事をすること。また会いたい、また行きたいと思ってもらえるような仕事をすること。」これに尽きるのかもなと思っています。
4月からは……
4月からはやっぱり最初は年度の切り替わりで進学や進級のザワザワがあるだろうなと思いますが、やっぱり楽しくてワクワクするような1年をどの子にも送って欲しいなと思います。そのサポートをする準備は整っています!!
去年の3月から始まった「保育所等訪問支援」のサービスもどんどんニーズが増えてきています。学校と連携して子どもたちをサポートする。もちろん簡単なことではありませんでしたし、まだまだ僕たちのやりたいことを知ってもらう必要はあるなと思っています。ただ、「保育所等訪問支援」のサービスを上手に使えば、僕がこの家庭学習応援施設My Placeを立ち上げた時に思い描いた「学校プラスワンを作って学校の未来を変える!」という未来の実現にも繋がるのでは無いかなと思っています。
そして、何といっても今年はMy Placeとしては通信制高校の3年生が初めて登場する年になりました。My Placeという場所は色々な利用の仕方があるのですが教育理念は一貫しています。自分の人生を自分で決めて成長する。という投げ掛けに自分たちなりに成長を見せてきた子どもたちが今年1年どんな成長を見せて卒業していくのか?とてもワクワクした気持ちとさらに僕たち大人も気合い入れてサポートしないとなという気持ちがあります。今年は通信制高校の良さをより多くの人たちに伝えるような仕事にも力を入れていきたいなと思います。
出会いもある!!
何年か前から僕は言うことを意識的に変えたことがあります。
「困ったらいつでも相談してくださいね!」
僕のスタンスとしては何でも小さなことだと思ってもいつでも相談してくださいねという想いを込めての発言だったのだがやっぱりこれは違うなと思うようになっています。
僕たちが作る家庭学習応援施設My Placeはその子の将来に繋がる力を育てる大切な仕事だと思ってプライドを持って働いています。だからこそ、困ってからの復活を約束するような場所であってはいけないと思うようになったのです。
「困ってようが、困ってなかろうが子どもたちの幸せに繋がる力を育てる応援ができる場所だと思うので是非みんな来てください!!」が正解なのだと思っています。2024年度もさらに良い出会いがあれば嬉しいなと思います。
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