今日はこんなタイトルで書こうと思う。
あらかじめ書いておくが、こんなタイトル付けて本当なのかと思うかもしれない。
そうだ。釣りだ。
今日書くのは『学力』を伸ばすでは無く、あえて『点数』を伸ばすと書いた。
僕は学習支援も仕事にしているので、数々の『点数』が伸び悩む子を見てきた。My Placeでは、『点数』を伸ばすことに特化した授業はやっていない。利用を始める前にその点はくれぐれも慎重に理解してもらえるように話すようにしている。
勉強のやり方がわからないという悩み
小学校の高学年くらいのお子さんからよくこういった悩みをお聞きすることがある。
「勉強のやり方がわからない。それぞれの解き方は聞いたらわかるんだけど…実際にはテストで点数が取れない。だから、勉強の仕方がわからないんだ。」
この悩みはもしかするとナンバーワンくらいよく聞く悩みだ。
これに対し①ノートを開く②問題を写す③問題を解く④答え合わせをするのだよ。と答えても恐らく相手は納得しない。
多くの場合、学校のテストで求める力のほとんどが『記憶力』とそれに基づいた『再現力』だ。
『思考力』ではない。
だからこそ、多くの子が中学2年生の図形の証明で「数学は嫌いだ。」と言い出すわけだ。シンプルに理解無しに覚えることだけでは証明なんて出来ないし、それまでの内容は至って『先生のコピー』でなんとかなるようなものばかりだからだろう。
【中にはそこを変えようという先生方もたくさんいらっしゃいます!!】
多くの子の『勉強のやり方』は
①例題を元に学習に関連する解説を読む(授業を受ける)
②類題を解く
③答え合わせをする
④誤答を見直し、わからない部分を質問する(調べる)
⑤数日経ってまた類題を解くこれの繰り返しに収まると思う。
要するに続ければ『点数』は間違いなく伸びる。
上手くいかない子は上手くいかない自分を否定することを避けるために「やり方があっていないけど、そんなもんは教えてもらっていない。だから、出来ないだけでやり方をきちんと教えてくれれば出来る。」というマインドで何とか自分を保っているのだろう。
だが、そう都合よくことは進まない。その子にピッタリの勉強法は他人にはわからない。しかもそれを知るには十分だと言えるような『データ』が蓄積されていないと話にならないんだ。要するに『量』だ。なぜ、YouTubeやAmazon、ネットフリックスが自分におすすめのコンテンツを届けてくれるか。これはシンプルにユーザーが多く『データ』がむちゃくちゃ豊富だからだ。
量を増やすための見直しチェックポイント
もちろん、世の中には『勉強のやる気』を起こさせてくれるような教え方をする先生がいないわけでは無い。身近なことから話を広げてグッと学びの内容に引き込んでくれる言わば『達人』のような先生に出会ったことがあるよと言う人もいるかもしれない。ただ、そういうレアな出会いがあるまでうだうだやっていても仕方が無い。時間や環境は有限だ。
量を増やすための見直しチェックポイント
・言われたことしかやっていない勉強法になっていないか?
・類題を解くための材料になる解説は理解しているか?
・自分の集中できる時間や量に取り組もうとしているか?
・わからなくなっても戻っていられる時間的な余裕があるか?
・そもそも楽しんで続けられる方法を選んでいるか?
意欲をへし折られるというのがいかに怖いかは、『量』が不足する問題を引き起こすからだと僕は考えている。
まずは『量』を確保してみて、そこで感じた『自分のデータ』から効率の良い勉強の仕方を見つけてみてはどうだろうか?
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