人をダメにするソファで子どもの未来を変える

子ども

My PlaceにはYogiboのソファがたくさん並んでいる。

 このソファ本当に座り心地が良い
 子どもたちはこれに座って勉強する時もあれば、来て早々に昼寝をすることもあるし、場合によってはアスレチックにして遊んでいる子だっている。
 このソファあまりの心地よさから『人をダメにするソファ』なんて表現されることがある。僕は、この表現はあまり好きではない。休むことは大切なことだ。心地良い場所で過ごすこともとても大切なことである。今日は、いくつか僕がなぜこのソファをMy Placeに採用したかについて紹介しようと思う。

①感覚刺激を大切にする 

 僕たちは、毎日の生活の中で『五感』の影響を大いに受けながら生活している。
 いい匂いがしてお腹が減ったり、風を肌で感じたり、色々な場面でこの五感を上手く使っていきているのである。この五感というのは、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚というそれぞれの感覚を目や耳や鼻、口、肌などそれぞれの感覚器で受け取って作られていくわけだ。
 ただ、これらの『感覚』を刺激することは、『学習』『生活』をする上でとても重要なのである。
 人間は100人居たら100通りのタイプが存在する。体を預けることや包まれることで安心するタイプ、一度しっかり体を伸ばすことでリフレッシュできるタイプなど様々な子の感覚ニーズに対応するためにはこのソファがとても便利に機能するのである。

②自分を知ることを大切にする

 『学習』の効果を高めるためには、環境がとても大切である。それこそ、うるさい場所では集中できにくい子、逆に静かな場所では集中できにくい子だっている。人が横にいるだけでぐんと集中できる子だっている。
 僕が特別支援学級の担任だった時によくやっていたことの1つに『肩に手を置いておく』というやり方があった。個別の学習を支援しているとある子を見ているとある子が進まず、次の子を見ていると他の子が進まないなんてことがよくあった。そこで集中しにくい子の側で肩などにそっと手を置いて他の子の対応をするようにした。すると集中しにくかった子は、『手が置かれている』という感覚によって集中力を切らさずにスイスイ自分の課題をこなすようになったのだ。
 My Placeには、横に壁の付いたブースの席が7席ある。視界も遮られ自分のスペースが確保される。人によってタイミングによって『集中しやすい環境』というのはずいぶん変わってくる。計算をどんどん解き続けたい時には、固い椅子が良いかもしれないし、とにかく暗記がしたい時は立っている方が良いのかもしれないし、授業動画を見る時には体を伸ばしてみた方が入ってくるかもしれない。
 実際僕は、集中したい時や本気で本を読みたい時は寝そべった方が内容が入ってきやすい。様々な環境を与えるということは、子どもに『自分を知ること』も立派な学びだと教える手段として大切だと考えている。

③使い方を考えることを大切にする 

 物にはそれぞれ正しい使い方がある。これは正しいのかもしれない。ただ、『学習』『教育』の場はそれだけであってはならないと僕は感じている。
 My Placeが採用しているYogiboのソファには、様々な使い方が提案されている。

Yogibo Max 3つの使い方

 僕は教育の場にこそ多様な使い方のできる可能性をたくさん転がしておく必要性があると思っている。
 『学ぶ』という行為は本当に試行錯誤の繰り返しだ。どうも便利、簡単、誰でもできる、と言ったHow to系のものが世の中に喜ばれる風潮を強く感じるが、『学びを追究する行為』はそんな簡単な話に終わらない気がする。まずはとにかくやってみる。動かずに、考えずに『出来ない出来ない』という子にはなって欲しくはない。スモールステップを敷くことで成功体験を増やすことと、答えを一つにして簡単にできるようにさせて終わらせることは全く違うはずだ。『学ぶ』ということに終わりは無いはずだ。
 僕はこの1つの大きな可能性を子どもと一緒に広げるためにYogiboをたくさん購入したわけだ。
 休んでも人はダメになんかならない。本当にダメなのは休むことすら許してくれない社会の風潮だと思う。もしこれを読んで、ソファでゆっくり話をしたいと言う方が居ればぜひMy Placeに遊びに来てもらいたい。

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