僕は教育の仕事をもう10年以上続けています。
皆さんのおかげもあり、学校という屈強なシステムから抜け出し「教師じゃないけど教育者です!」と言い続けて、こんな書籍まで書いています。
ジタバタやっている間に、働く仲間も10人を越え、その分経営者としての視点も得ることができました。
自分で起業するなんて世の中そんなに甘くないと僕に言い放った先輩先生には、案外優しい世界でしたよと伝えてあげたいなと思います。
僕はちょうど4年前、教師を辞め、今の職場である家庭学習応援施設My Placeという教育施設を立ち上げました。
自分なりにやりたいことや現代の多くの教育現場に不足しているような要素を学校の外から補えるようなシステムを掲げて作った施設ですが、今はなかなか良い場所に育ったなという気持ちになっています。
僕はやっぱり教育の世界が大好きで、子どもの成長を眺めたり、子どもの姿をより良い姿に変えるお手伝いをして生きていられることをとても嬉しく思っています。
僕は4年前、今の施設を立ち上げる時にこういう仮説を立てました。
「便利な世の中になり、何でも簡単に手の中で調べられる時代がやってきたんだから教育はインフラからエンタメに寄ってくると思うんだよなぁ。つまり、自分たちなりの目で社会を見て、その上で役に立ちそうな力や生き方をそれぞれの視点で教える。教育ってアートみたいなもんじゃない?」
4年経った今でもまぁまぁ合っているんじゃないかなと思えています。
随分前に読んだこの本にも書いていました。作品は植物でいう花みたいなものでそれを支える根や茎、人で言うなら人生そのものがアートなのだと。(詳しくは読んでください。めちゃくちゃ良い本でした。)
僕は教育を生業にして10年以上が経ち、たくさんの子どもたちの成長に出会うことができました。多くの仲間にも恵まれて、自分の人生を少し肯定してやることも出来るようになってきました。若いうちにとことん遊んでおけみたいに言う人がいるけど僕はあんまりそうは思いません。今やりたいと思える熱の高い方に真っすぐ進むことは何歳になっても出来るし、人生は経験を重ねれば重ねるほど発信できるものの量は増えると思っています。
僕の人生は決して子どもたちに誇れるようなものではありません。でも、僕の目の前でどんどん姿を変えてくれた子どもたちの姿は本物だと思うのでそこから得た学びは素晴らしい財産だと本気で思っています。そういう教育の世界で学んだメッセージを僕はアパレルという作品にまとめ販売することにしました。良ければ覗いてみてください。
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