所信表明

子育て

 明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 さて、2023年が始まりあっという間に1週間です。去年もたくさんの方にお世話になり感謝の連続の1年だったのですが、今年もどんどん新しいことにチャレンジして楽しんで過ごしたいなと思います。今日は1年をどう過ごすか今思う考えを書いておこうと思います。

 

①子ども食堂も本格スタート

 以前から何度もやろうとしては体制が整わず大きくはスタート出来ていなかった子ども食堂の活動を本格的にスタートしようかなと思っています。

 色々と考えてはいたのですが、月に2回平日のお昼ごはんを対象に行うスタイルの子ども食堂を作ろうと思っています。

 これに関しては色々と考えがあるかもしれませんし、僕自身もすごく迷ったのですが、毎日手作りの給食を低額で食べている子どもたちがいる一方で学校に行っていない子どもたちは毎日お家の人が用意するんですよね。それって家族にも結構な負担になっていて、「給食だけでも食べに行ってきて……」という声が聞こえたりもするんですよね。でも、子どもたちにとってはそんなこと出来るなら別にすんなり学校も行ってて気にならないんだろうしと考えていました。

 学校に行っていなくても色々な場所に行き、色々な人に出会い、自分のコミュニティを持っている小中学生は決して多くはないと思います。「不登校は決して悪いことではない。その子のペースを大切にして!」はよくわかりますが、学校には行けないけれど、誰かと繋がりたいという子どものための場所を作っておいてやることでその子の将来を明るくするきっかけになるならば小さなコミュニティを開放してみようかなと思っています。

②事業のパワーアップも!

 現在新規指定申請中ではあるのですが、3月1日を目指して『保育所等訪問支援事業』も始める予定です!

 これは児童福祉法に基づいた障害児通所支援事業の1つの形で、集団参加の困り事を前向きに支援するための福祉サービスです。『保育所等』の中には保育所や幼稚園はもちろん、小中学校などの子どもたちにも対応できるサービスです。施設通所が出来ないけれど、日常的にその子の参加する集団の中で専門的なサポートが提供できるというところがインクルーシブな社会の実現を目指す未来的なサービスだと思います。

 西宮市だけでなく近隣市であれば対応可能なので必要な方がいれば連絡いただけたら良いなと思います。

 「学校ではたくさんの子が居るので特別な対応をお願いするのは……」という声は昔からよく聞きます。そもそも権利なので遠慮することはないのですが、そういう気持ちはわかります。ですが、子どもの子ども時代はあとになって取り戻すことはできません。目が見えにくい子に座席を配慮したり、眼鏡をかけるようにしたりするような合理的配慮はコミュニケーション面や生活のあらゆる場面で行われるべき時代です。そのお手伝いをするきっかけ作りにどうぞご利用ください。

③女性支援も挑戦するぞ!

 僕たちは子どもの教育施設をやっているので、子どものためのサービスだけをやっていると思われがちなのですが、案外色々なことを仕事にしています。そもそもNPO法人立ち上げの時に「子どもとその家族、学校の先生を助ける法人を作るぞ!」という気持ちで立ち上げているので子どもだけのことをやっている訳では無いんです。先生を助ける部分は学校にボランティアで授業しに行ったり、授業づくりのお手伝いをしているので細々と去年も仕事があったのですが、今度の僕たちの支援のターゲットは『女性』です。

 3年前僕が一人で始めた家庭学習応援施設My Placeも今ではたくさんのスタッフに囲まれる施設になりました。教育に関しては結構突っ込んだ支援を提供できる施設になってきたとは思うけれど、そもそも僕たちがやっていることのほとんどはどこか手当的になっているのです。不登校にしろ、特別支援教育のことにしろ、お勉強のことにしろ、すでにボロボロの状態でやってくる子が多いんです。でも、これを繰り返しているだけではみんなが元気にならないよなぁと思った時に。子育てや教育に積極的に考えを持つ大人を増やすためにはやっぱり「女性」にもっと楽しんだり、元気になったりしてもらわないとダメなんじゃないの?という考えが生まれました。公の支援は基本的にはしんどい状態を埋めるための支援が多いのかなと思うので僕らはもっとフラットに楽しみながら予防するような子育て、教育支援を行おう!という気持ちで今年は「女性支援」に力を入れようと思います。

 もちろん、僕みたいな中年男性に「女性を元気に!」と言われても抵抗ある人がたくさん居るのはよくわかっているのでうちの女性スタッフの意見や力を借りて進めていきますよ。

④原点に戻って「楽しい」から始まる教育の施設に!

 子どもが行きたくなるような場づくりを!僕が教員の時から目指していたことです。もちろん、子どもたちによっては全然フィットしていなかった子がいるのは自分でもよくわかっています。だからこそ、僕の責任で立ち上げたこのMy Placeという場は「子どもが行きたくなるような場であること」にこだわって進めていこうと思っています。

 去年西宮市の名塩小学校の4年生のキャリア教育の授業づくりのサポートに入る機会がありましたが、学校に様々なゲストを呼び込んでその人たちの仕事のこだわりや生き方を感じるような授業づくりを進めました。1月にももう1回授業を作って、最後の締めくくりまでお手伝いをします。多くの子どもたちが目を輝かせて楽しんでいる様子を見ていると「My Placeにももっともっと面白いイベントを!」という気持ちがどんどん湧いてきました。1件大きなイベントをまだ公開できていないのですが、今年もMy Placeに来ている子どもたちが「My Placeに来ていて良かったなぁ。」と思えるような出来事をどんどん企画しようと思います。

僕の仕事は何だ!?

 さて、こんな盛り沢山の想いを詰め込んで2023年もスタートしていきます。

 じゃあ僕の仕事は何か?やっぱりMy Placeっていう珍しい教育の形の価値を多くの方に知ってもらうことだと思っています。そして、寄附はもちろんのこと僕たちの法人の応援団をどんどん増やしていきたいと思います。僕たちは今年もガンガン面白い場所を作り、「これも教育として大切ですよね!?」ということを世の中に発信し続けます。そんな僕たちの教育が地域に、そして日本のどこかに広がっていく日を目指して進んでいこうと思います。とにかくまずは知ってもらうことだ!皆さんもどこかの機会で話のタネにしてもらうと嬉しいです!

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