僕たちの働く家庭学習応援施設My Placeは、運営をNPO法人である『特定非営利活動法人ONE LOVE』が担っています。
家庭学習応援施設My Placeには小学生から高校生までの子どもたちが通い、大学生のスタッフも居れば、人によってはそれぞれの長い経歴のあとで仕事場として使ってもらっています。子どもから大人までが集う場所で僕は今教育施設の代表を務めています。
家庭学習応援施設My Placeは
①小中学生の学習支援・居場所支援
②フリースクール
③通信制高校サポート校
④放課後等デイサービス
の４つの機能を持っています。
子によっては、家の代わりになる安心した居場所として、子によっては、学校の代わりになる場所として僕らの施設を使ってくれています。どの事業もお金をいただいてやっている事業ではあるものの、まだまだ利用者の少ない施設であるのは間違い無く、安定した経営ができているとは到底言えません。
法人の理事長であり、施設の代表である僕の経営力の無さだと言われてしまえばそれまでなのですが、利用者だけで経営が安定するまでにはまだもう少し時間が掛かりそうです。
僕たちの事業は、社会教育に位置づけられます。なので、簡単に言えば、学習塾や習い事と何の変りもありません。だからこそ、利用者からの収入で経営を安定させるのは当たり前のことです。それでもやっぱり僕は利用者の利用料をぐんぐん値上げして経営を守るというスタンスが取れずにいます。
理由は簡単です。僕自身が公教育の歯車の一つとしてやってきた経験から、僕らのやっていることは本来は公教育の中で行われても何の不思議もないことを並べて行っているからです。
僕らが実現したいことはシンプルです。
子どもたちと、その家族、そして学校の先生が明るく楽しく子育てや教育に参加できる世の中を作ることです。
そのためには、質の高い支援が提供できるスタッフの確保は必須です。そのスタッフたちが安心して働ける環境を整えるためには僕が新しい知識やアクションをガンガン動かしていくことも大切だと思っています。子どもたちの傍にはコミュニケーションがたくさん生まれるようなボードゲームも揃えてやりたいですし、興味の幅がどんどん広がるように手に取れる場所に読んでみたいと思えるような本が必要です。ゲストをお迎えしてワークショップや講演会も企画したいですし、必要な教材はちゃんと揃えておきたいとも思っています。
以前、僕たちの法人にこんな企画を進めてくれた方々がいました。
この企画のおかげで３Dゲームをスタッフから教わることができた子がいます。フリースクールの子どもたちが学校の給食の代わりにいただくご飯を作るための調理器具もこれで買わせていただきました。
個性に溢れる子どもたちの興味やニーズに合わせた教育を展開するためにはやはりお金は必要です。これから利用者が増えてもきっと増えれば増えるほどお金は必要です。でも、利用者からの負担はできるだけ大きくならないように工夫していくつもりです。
飛行機は、ファーストクラスが無いと飛ばすことができない。という話を聞いたことがあります。エコノミークラスの安い座席をスペースいっぱいたくさん設置しても飛行機は飛ばすために必要な費用が賄えないそうです。
僕らが目指す教育も少しこれに似ているかもしれません。利用する子どもたちやご家族からの負担はできるだけ小さく、応援してくれる人やMy Placeの教育を面白がってくれるような人の気持ちで支えてもらうような法人に育てていきたいと思っています。
もし良ければ皆さんの中でMy Place面白そうじゃんと思ってもらえた方や団体、企業の方がいらっしゃいましたら応援、支援いただけるとありがたいなと思います。
僕はこれからも僕たちの迎えに行きたい未来にまっすぐ向かって行きたいと思います。
コメント