My Placeはどんな場所であるべきか?

子ども

 ずいぶん大きなテーマですが、いよいよ明日からほとんどの子どもたちが新学期を迎え、来週からは通信制高校の生徒たちの生活も始まります。だからこそ僕たちが目指すMy Placeの方向性をここにまとめておきたいと思います。

春休みって面白い

 春休みは多くの子どもたち(特に小学生)にとって自由な時間が訪れます。理由は簡単です。宿題が出されていないことが多いからです。じゃあ、この自由な時間で何をして過ごすのでしょうか?

 遊びです。でも、この自由な時間に発生する遊びにこそ子どもたちの成長や学びの種がいっぱい詰まっていました。

 毎回タブレットで絵を描いてどんどん上手になっている子。

 大きくブランコをこぐことが出来なかった子に一生懸命教えようとする子。

 タブレットを使って英語や算数のゲームに夢中になる子。

 そして、自分の遊びを盛り上げようとみんなを誘おうと必死に声をあげる子。

 どれも僕の目には将来に繋がる生きる力だなと感じていました。

 こういうことを書くと「そんなのわざわざお金を払ってそこに行ってすることか?」と言われたりもします。でも、実際子どもたちがこうした姿を見せニコニコとしているのには理由があります。

 子どもたちにとってこうした時間が必要だとわかっているからです。そして何より自分事だからです。

多様性が生まれるのはどんな場所か?

 自分たちで言うのも何だか恥ずかしいがMy Placeは多様性が認めらえる場としてどんどんと前進しているような気がしています。

 それには僕は大きく2つの理由があると思っています。

 1つには何と言っても子どもたちの多様性が溢れているなと感じます。年齢の幅も広く、趣味や興味もバラバラの子どもたちが一緒に勉強したり(ほとんど見かけないけど。笑)、一緒に公園に行ったり、狭い机に肩を寄せ合いお弁当を食べたり、それぞれの「今」を楽しんでいるように映ります。

 そして、もう1つの大きな柱はスタッフの多様性です。僕は本当に縁に助けられて生きています。決して高いお給料を支払えているわけでは無いのですが、近所だけでは無く色々なところから色々な方が集まってくれます。僕はほとんど何もせずニヤニヤ子どもと大人のやり取りを眺めている時が増えてきて日に日に「My Placeという場所が池田の始めた場所から離れ、自由を大切にする人のための教育施設」に育ってきているような気がしています。人手不足の施設や学校が多い中どんどんスタッフが増強されているのを眺めて喜びながら「もっと利用者増やさないとな。」と身の引き締まる想いでいます。

なぜそこに行くのか?

 明日から学校に行く子も行かない子も僕はそれぞれの考えがあっていいなと思います。学ぶこと、自分らしく過ごすことにきちんと向き合う文化があるのならそれは何より素晴らしいことなので応援しています。

 4月に入り学年が変わります。皆さんにお願いがあります。教育はしんどくなってから助けるものではありません。勉強に困ったから塾に通う、もちろんそれもいいのですが、太ったからその時だけするダイエットよりも、運動の習慣を付け、動くことが好きな人になる方が長期的にも健康的ですよね。僕は学び続けることを諦めないで欲しいと思っています。スタッフにも子どもたちにもこれからも刺激を与え続けられるような人であれるように今年度も精いっぱい努力します。なので、自由を愛する教育の形を信じてみたいという方がいれば是非【困ってヘトヘトになる前に】MyPlaceの仲間になってください。今年度もどんな新しい出会いがあるのか楽しみで仕方ありません。これを読んだ大人も子どもも誰もが学びたい場所、行きたい場所に通えるような1年でありますように。

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